特徴
なぜ中小企業向けの業務システムをWEB技術を用いて作るのでしょうか?
なぜ定番と言われているAccessやExcelは使わないのでしょうか?
確かにAccessやExcelは素晴らしいソフトですが、業務システムには必ずしも最適とは言えません。
その理由とは、一言で言ってしまうと「中小企業の業務システムには適していない」ということなのですが、それだけだと分かりづらいので、もうちょっと詳しくその理由を説明します。
会社の外からも使える
AccessやExcelが使えるのは、基本的にLANで接続された範囲内だけです。
VPNなどの特殊なネットワーク設備を導入すれば、外部からでもLANの中に居るのと同じように使うことも不可能ではありませんが、元々通信手順などが外部接続向きではありませんので、速度や使い勝手などに無理が生じますし、設備にも導入・維持などで費用がかさみます。
今現在は外部から使う予定が無いかもしれませんが、将来的には外出先や自宅、他の事務所などから使う機会が必ず出てきます。
その時になってから作り直したのでは、また費用と時間がかかってしまいます。
WEB技術を使ってシステムを構築すれば、そのような場合でも基本的に作り直しとなることはありません。
ライセンスがいらない
AccessやExcelはMicrosoftが値段を付けて販売しているものです。
使うパソコンの台数分、ライセンスが必要となります。パソコンの台数が少ないうちはあまり大きな要素とはなりませんが、増えるに従ってライセンス費用も増加の一途を辿ります。バージョンアップを一斉に行うなどで思わぬ出費となる場合もあります。
ライセンス費用がネックとなってパソコンを増やせないのでは本末転倒です。
当社が採用している基盤技術はGPLライセンスのものが殆どですので、使用に際してライセンス費用は発生しません。
パソコンの環境に依存しない
AccessやExcelには、様々なバージョンがあります。一見同じように見えても、セキュリティパッチやマイナーバージョンアップなどで、実際にはかなりの数のバージョンが存在しています。
更にはOSやプリンターなどの細かな違いも動作に影響します。
そのような多種多様な環境に対応するためには、開発側にもその環境を用意しなければなりません。
それは開発費用を押し上げる要因になりますし、保守の際にも素早い対応ができなくなります。
当社が用いているWEB技術は、安価なレンタルサーバーでも動作するものです。パソコン側も、よく使われるブラウザー(Internet Explorer)を前提としていますので、環境に左右されにくくなっています。
規模に制限がない
AccessやExcelは、基本的には1台〜数台程度のパソコンで使うのが、快適に使用できる上限です。
無理をすればそれ以上の規模で使うことも不可能ではありませんが、却って業務の効率を下げる要因となります。
また、Accessをお使いの場合、規模が大きくなってくるとデータをSQL Serverに格納するように改造して対応する場合が多く見受けられますが、その場合にもライセンスや使用場所、環境に対する依存度合は変りません。
技術によって業務の革新を図ろうとしているのに、逆に根本的な制限があるのでは、業務の足を引っ張ることにもなりかねません。
当社が採用している基盤技術は、大規模システムで実績があるものばかりです。
いじり壊せない
AccessやExcelを業務システムの基盤技術として採用した場合によく語られるメリットは、「お客さまが改造できる」というものです。
ですが、実際にはマクロ言語(VBA)の知識が必要になります。この言語はプロフェッショナルの開発技術者の要望を満たすために数多くの機能を備えていますので、なかなか素人が手を出せるものではありません。
試行錯誤で手を出した挙句、時間ばかりかかってしまって本来の業務は全て放り出してしまったとか、バグでデータを間違えて更新して業務が止まってしまったという話をよく耳にします。
悪いことに、一般の企業の中でマクロ言語に手を出せるのは、コンピュータに詳しい優秀な社員であることが多いので、その社員がマクロ言語と格闘している時間が長ければ長いほど、企業にとっては大きな損失である場合が多いのが実情です。
ですが、優秀な社員が良かれと思ってやっている事であるが故に頭ごなしに禁止するわけにもいかず、困っておられる経営者も多いのではないでしょうか。
社員に依存するよりも、プロの技術が必要な部分はプロに任せ、割り切った方が得策ではありませんか?